[2013年12月27日]

ゆつたりと寝たる在所や冬の梅

広瀬惟然(生年不詳~1711)

冬の梅が冬の季語。寒梅、寒紅梅も同意の季語です。
「在所」は田舎のこと。寒梅の咲く冬のころの旅先で詠んだ句。田舎の人がのんびりと朝寝しているところと読めますが、実際は、ゆったりと寝ているのは作者自身で、朝の快い気分、ゆったりとした様子を、宿の主人に向けて、感謝の気持ちが寒梅の清らかさに込められていますね。
この句は、「惟然坊句集」に所収されています。
作者ひろせ・いぜんは、美濃(岐阜県)の国の人。福家に生まれましたが、鳥の羽風に散る梅花を見て世のはかなさを感じ、妻子を捨てて芭蕉の門に入ったと言われています。師芭蕉の没後は頼む人は無いとして諸国を漂泊して、風狂のうちに生涯を終わりました。芭蕉門の中でも最も多彩な俳人と。言われています。
今日は官公庁や会社の御用納め。お休みの長い人は28日から1月5日まで9連休。
(出典:大岡 信著「第六 折々のうた」、朝日新聞、1987年刊)
・昨日、安倍首相が靖国神社を参拝。これは、口では「親米」といいながら、実は「反米行為」であることに、本人は気づいていませんね。これは、日本人の間にも賛成、反対が半ばする大変な問題、わざわざこの時期に個人の主張をふりかざすべきではないと考えます。

投稿者 m-staff : 2013年12月27日 09:57

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