[2013年12月31日]

河馬一家水から上る師走かな

榊原風伯

師走が冬の季語。極月、臘月、春待月も同意の季語です。
河馬は、体長4メートル、体重は2~3トン。口が大きくて、四肢は太く短く、水中の生活に適しています。日中は耳と目と鼻を水面に出して休んでいて、夜になると陸に上って草を食べます。5~20頭で群れて生活をしています。その姿はユーモラスでとても親しみやすいものですね。
さて、日本全国の河馬を訪ねて歩いた傑作に、坪内稔典著「カバに会う」(岩波書店、2008年11月刊)があります。これは抱腹絶倒の俳句本です。河馬は季語ではありませんが、1頭1頭の個性を認めて愛情深く眺めている様子には、深く感動を覚えます。
私も河馬の句を作りました。普段は、水の中で生活している河馬一家も師走にはのそのそと陸に上って忙しくしているに違いないと勝手に人間の目で判断してみました。
今日は、大晦日。今年1年後愛顧を感謝します。また来年もよろしくお願いいたします。どうぞよいお年を!
(出典:俳誌「炎環」2013年2月号より)
・大掃除も終わって、あとは「餅つき」を残すだけ。もちろん電気式で毎年1回、26回目の出番です。

投稿者 m-staff : 2013年12月31日 09:35

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