[2014年01月08日]

なんとなく松過ぎ福神漬甘き

岡本 眸

松過ぎが新年の季語。松明、注連明も同意の季語です。
松過ぎは、松の内が過ぎたことを言います。関東では7日以降、関西では15日以降が松過ぎですね。一般に、松をとると気が抜けるといい、町が普段お姿に戻りますが、しばらくは正月の余韻が残っています。
この句は、正月のおせち料理や餅に飽きたころのカレーライスは奇妙に新鮮と捉えています。また、それに添えられた福神漬がまったりと甘く舌に残り、不思議な感覚を味わっています。福神漬は東京の名産。大根、茄子、蓮根、なた豆、瓜、椎茸、紫蘇の7種類が入っています。これは、七福神を連想させますね。「なんとなく」という表現が作者のお正月の雰囲気をよくあらわしています。
作者おかもと・ひとみの紹介は、2005年4月14日を参照。
(出典:清水哲男著「増殖する俳句歳時記」、ナナ・コーポレート(現ウイズワークス、2002年刊)
・昨日、テレビで新年賀詞交換会の映像を見ていると、急に昔を思い出しました。私もその端くれでしたが、それにしても経営者はみんな偉そうな顔をしていますね。

投稿者 m-staff : 2014年01月08日 09:28

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