[2014年01月18日]

くつさめとくつさめの間写楽の絵

神尾季羊(1921〜97)

くつさめはくしゃみのこと。冬の季語。鼻ひるも同委の季語です。
くしゃみは、鼻の粘膜が寒気や光の刺激で誘発されて起きる反射運動。突然に出るくしゃみには、様々なドラマが生まれますね。くしゃみは、「くっさめ」という音がそのまま名前になったものですが、時には風邪の前兆ですから、油断はできませんね。
この句は、展覧会の写楽の絵の前でのくしゃみとくしゃみの間(ま)を取り上げて、俄然ユーモラスになりました。写楽の絵は、いかにもひん曲がっているような表現の絵です。それ奇妙に符合しますね。
作者かみお・きようは、愛媛県松山市の生まれ、小学校から宮崎市に住み、後に銀行員になりました。俳句は、野見山朱鳥に支持し、宮崎県椎葉村で創刊された「椎の葉」を1954(昭和29)年に継承し、主宰しました。久美子夫人も俳人で同門です。句集に「石室」があります。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・今日は横浜で句会。俳句では初句会と言って新年の季語です。

投稿者 m-staff : 2014年01月18日 09:43

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4672