[2014年01月21日]

星冱てて人のこころに溺れけり

松村蒼石(1887〜1982)

星冱(い)ててが冬の季語。冱つる、凍、凍る、氷る、凍(し)む、凍(い)てるなども同意の季語です。
寒気のために物が凍ることを言います。水や土、室内のものまで凍ることがあります。北海道では「しばれる」と言っていました。
作者は、ひどく寒い夜に外出した時、ふと仰いだ冬樹の間から星が冴え冴えと見えました。夜空は深々とかがやいていて、奥深く感じます。
そのような寒さの中に人を訪ねて、その人の思いがけない情
愛にすっかり感動して、思わずその愛に甘えて溺れそうになりました。季語の厳しさと「溺れけり」が見事に響いていますね。
作者まつむら・そうせきの紹介は、2006年9月23日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・今が寒さの底でしょうか。このような時こそよく食べ、よく寝ることに専心しましょう。風邪を引かぬように注意が肝心ですね。

投稿者 m-staff : 2014年01月21日 09:28

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4675