[2014年01月26日]

寒影のわれ西方に歩みだす

斎藤梅子

寒影(かんえい)が冬の季語。寒、寒の内、寒中、寒四郎、寒九も同意の季語です。
作者は、自分の寒々とした影法師を見て、何か感じたものがあったのでしょうか。現世の自分はここにありながら、思いは彼岸の西方浄土へと向かっています。そのような意識が「西方」の意味を強くしていますね。ありえない世界が現実でもあるという不思議な句になっています。
作者は、徳島県の生まれ、小さいころからお遍路さんを見聞きした生活を過ごし、生と死の往還を身体と心に受けていた様子がうかがえます。
作者さいとう・うめこの紹介は、2006年4月17日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・冷凍食品に農薬を混入させたという容疑者は、犯行を否認しています。見つかることを望んでいたような不思議な話ですね。わからないことだらけです。

投稿者 m-staff : 2014年01月26日 09:27

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