[2014年02月07日]

うらやまし思ひ切る時猫の恋

越智越人(1656〜1739)

猫の恋が春の季語。恋猫、猫の契り、猫さかる、春の猫、浮かれ猫なども同意の季語です。
猫の発情期は年2回と言われています。春の初めは、猫は相手を求めて、落ち着きがなくなり、求愛の声をあげて、人をも恐れずに、餌も食べず、何日も家を空けることになります。やがてやつれはてた姿は、人間の目に、気ままで激しい生命力の結果として、哀れであり、うらやましくも映ります。
この句は、理性的にならざるを得ない人の恋への感慨をのぞかせています。
今日は、北方領土の日。ロシアとは引き分けも考えなければならないでしょうね。
作者おち・えつじんは、北越後の生まれ、名古屋に移住して染物屋を営みました。俳句は芭蕉に師事して、師の芭蕉と「更科紀行」の旅にも同行しました。しかしその後、芭蕉の新風に批判的な態度をとり、俳壇から消えてしまい、生涯は貧窮のうちに過ごしたと言われています。俳風は理知的で「俳諧冬濃日槿花翁之抄」などの著作を残しました。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・立春を過ぎてからの寒さが強烈ですね。列島に大雪と寒波が襲ってきています。明日は横須賀にも雪が降りそうな天気予報になってきました。

投稿者 m-staff : 2014年02月07日 09:37

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