[2014年02月12日]

雪解風わが身を鈴となしゐたる

岡本 眸

雪解風(ゆきげかぜ)が春の季語。雪解、雪消、雪解くる、雪解水、雪解川、山雪解、雪解田なども同意の季語です。
先日の雪が解けずにまだ残っています。雪解は北国にかぎらず使われます。言葉として雪解が季語の雪解にふさわしいのはやはり北国でしょうね。北国では1年の半分を雪の下で暮らします。雪が解けて土が現れるのを何よりも喜びます。
この句は、雪解風に吹かれる作者がわが身を「鈴となしゐたる」ととらえたところに面白さがありますね。吹き付ける風はまだ冷たいのですが、すでに風の中に春が住み着いています。人はそれを鈴となって喜び、鳴っていると詠っています。
この句は、1991(平成3)年に刊行の「手は花に」に所収されています。
作者おかもと・ひとみの紹介は、2005年4月14日を参照。
(出典:大岡 信著「第十 折々のうた」、岩波新書、1992年刊)
・朝2時に起きて、女子ジャンプを見ました。日本の沙羅もアメリカのサラもメダルを逃しました。これがオリンピック。まだ若いのですから次に期待しましょう。おつかれさん。「春は名のみの風の寒さよ。」と言った天気ですね。

投稿者 m-staff : 2014年02月12日 09:50

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