[2014年02月16日]

日の暮れのぶらんこ一つ泣き軋る

渡辺白泉(1913〜69)

ぶらんこが春の季語。鞦韆(しゅうせん)、ふらここ、ふらんど、ゆさはり、半仙戯(はんせんぎ)なども同意の季語です。
春の柔らかくなった日差しの中で、子供が元気よくぶらんこを漕いだり、母親が赤ん坊を抱いてゆっくり揺すっている光景は春らしい感じがしますね。
中国では古くから寒食(かんしょく)の日(冬至から105日目の日)に、宮殿で庭の木に縄をかけて「鞦韆」を作り、晴れ着をまとった官女たちが、裾をなびかせながら戯れ遊びをしていたことにより、俳諧では春の季語になっています。現在でも中国では揚子江以南の地域で、春立つ日には、農耕の神に豊作を祈る行事が行われているといいます。
この句は、もう日が暮れるころの公園で、少年が乗るぶらんこが軋(きし)んで泣いているように見える、と詠っています。どことなく悲しい風景ですね。
作者わたなべ・はくせんの紹介は、2005年10月31日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・昨日の横浜句会は休会。道路状況最悪。長靴で散歩。今朝4時に男子ラージヒルジャンプを見ました。最年長の葛西選手がメダルを取りました。どんな色?もちろん「シルバー」です。

投稿者 m-staff : 2014年02月16日 09:37

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4701