[2014年02月22日]

豆腐蒟蒻同門にして囀れる

橋 閒石(1903〜92)

囀れるが春の季語。囀り、囀る、鳥囀るも同意の季語です。
鳥の囀りは、求愛や縄張り宣言ですが、私たち人間にとっては春が来た喜びの声と聞こえますね。
鳥の声は、地鳴きと囀りに分けられます。地鳴きは、仲間に合図をする時の鳴き声であり、囀りは、繁殖期に、雄が雌に向かって呼びかける求愛の声や、自分の縄張りを仲間に知らせるための声です。そのために、春は囀りがたくさん聞こえますね。
この句は、「同門にして」で切れます。「囀れる」は豆腐と蒟蒻(こんにゃく)ではなくて、春になって様々な鳥が囀っているのです。しかし、作者の言いたいのは、同門の相弟子同士である豆腐と蒟蒻が鍋の中で囀っているとユーモアをもって詠んでいます。愉快な句です。
この句は、1992(平成4)年刊行の句集「微光」に所収されています。
作者はし・かんせきの紹介は、2005年5月4日を参照。
(出典:大岡 信著「新折々のうた1」、岩波新書、1994年刊)
・今日は、2のぞろ目の日。竹島の日、猫の日、おでんの日、ヘッドフォンの日。何でもこじつけて記念日なりますね。

投稿者 m-staff : 2014年02月22日 09:25

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