[2014年02月26日]

粉ぐすりうぐひす色の二月かな

久保田万太郎(1889〜1962)

二月が春の季語。二月畑、二月雪、二月の日、二月果つ、二月尽も同意の季語です。
2月は1年中で一番短い月。さもありなん、私も昔からとても嫌いな月。学生時代も就職していた時も新年度が始まる前は数々の嫌な儀式がありました。とても緊張を強いられるときでもあります。それに1年中で本当に寒い時期、早く過ぎてくれるのをいつも願います。
この句は、1961(昭和36)年の作。前書きに「病、やや快し」とあり、パラフィンに包んだ鶯色の粉薬が効いていますね。不摂生を医者にとがめられて酒を飲むのをやめた時期でもありました。同じ作者に次の句があります。
酒やめて酒の功徳の余寒かな  万太郎
今日は2・26事件の日。78年前の1936(昭和11)年2月26日大雪の日、陸軍の皇道派青年将校らが国家改造と統制派の打倒を目指し、約1,500人の部隊を率いて首相官邸などを襲撃したクーデター事件。事件後は軍部の政治支配力が著しく強化して戦争へまっしぐらとなりました。決して忘れられない出来事ですね。
作者くぼた・まんたろうの紹介は、2005年1月6日を参照。
(出典:「久保田万太郎全句集」、中央公論社、1971年刊)
・浅田真央選手の外人記者クラブでの記者会見は、質疑に当意即妙、まことに見事。改めて彼女の才能を再確認しました。・昨日、初鶯に会いました。

投稿者 m-staff : 2014年02月26日 09:52

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