[2014年03月13日]

鳥雲に磁石の針は北を指す

白澤弓彦(1952〜2006)

鳥雲にが春の季語。鳥雲に入る、雲に入る鳥、雲に鳥も同意の季語です。
秋に日本に渡って来た鳥も、春になるとシベリアなどの北方へ帰ってゆきます。そのような鳥の群れがはるかな雲の中へ消えてゆく姿を季語にしたものですね。略して「鳥雲に」として使われています。
春に帰る大型の鳥は、白鳥、鶴、雁、鴨などですが、これらの鳥は群れを作り、陣形を作って飛ぶのでその姿を見ることができますね。このほかに、つぐみ、じょうびたき、まひわ、れんじゃくなどの小鳥も大群をなして渡ってゆきます。
この句は、磁石の針が北を指すように、鳥の群れは飛んでいるように見えると詠っています。飛び立った鳥が雲間に隠れるようになると、一抹の寂しさが感じられますね。
この句は、1994(平成6)年刊行の句集「銅鑼(どら)」に所収されています。
作者しらさわ・ゆみひこの紹介は、2007年1月9日を参照。
(出典:白澤弓彦著「白澤弓彦句集」、邑書林、2006年刊)
・STAP細胞論文ねつ造疑惑の小保方さんの嘘を見抜けなかった裏には、関係者が研究費の獲得に熾烈な競争をしていることも一因ではないでしょうか。

投稿者 m-staff : 2014年03月13日 09:31

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