[2014年03月18日]

誇などそんなものなき朝寝かな

下村梅子(1912〜2012)

朝寝が春の季語。
中国・唐の詩人、孟活然(もうこうねん)の詩「春暁」で「春眠暁を覚えず、処々啼鳥を聞く、夜来風雨の声、花落つること知る多少」と春の朝のうたた寝の風情をうたいました。
この漢詩の通り、季語の朝寝には、春の朝、目が覚めているのに起きようとはせずにうつらうつらと暖かい布団にくるまって外の音を聞いているときの楽しさはたとえようもありませんね。そのようなものぐさの気分に対して、作者は「誇などそんなものはない」と切って捨てています。それよりも朝寝のほうが極楽だと詠っています。
今日から彼岸の入り。今年は、多用もかねて11日に墓参りを済ませてしまいました。
作者しもむら・うめこの紹介は、2006年12月3日を参照。
(出典:長谷川櫂編著「現代俳句の鑑賞101」新書館、2001年刊)
・拉致家族の横田さん夫妻は、モンゴルで孫娘とひ孫に面会。記者会見での嬉しそうなお顔が印象的ですね。

投稿者 m-staff : 2014年03月18日 09:46

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