[2014年03月25日]

空冷えて来し夕風の辛夷かな

草間時彦(1920〜2003)

辛夷(こぶし)が春の季語。木筆(こぶし)、こぶしはじかみ、田打桜(たうちざくら)、幣辛夷(しでこぶし)も同意の季語です。
横須賀西公園の入り口の砂場の側には、辛夷の木があり、毎年みごとな辛夷の花を咲かせます。
モクレン科の落葉高木。3月から4月にかけて、葉よりも10センチほどの花が先に咲きます。こぶしの名前は、蕾の形が赤ん坊の拳に似ているからとも、秋に熟す実が拳のようだからとも言われています。この花が咲く時期が田打ちの時期に重なるので田打桜とも言います。
拳の蕾は日の当たるほうからほころび始めるので、蕾の先が開花前に北を向くので北の方角がわかります。
この句は、辛夷の花がたくさん咲いているときに、夕方になり寒い風が強くなって来たころの美しい風景が想像されます。
作者くさま・ときひこの紹介は、2005年7月11日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・ついにマレーシア航空機が墜落の発表。マレーシア政府の対応に不満が残りました。残骸の収集はどの程度可能かに注目しましょう。乗客の心中に深く思いを致します。合掌。

投稿者 m-staff : 2014年03月25日 09:51

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