[2014年04月01日]

四月馬鹿一空洞をいかにせむ

角川源義(1917〜75)

四月馬鹿が春の季語。エイプリルフール、万愚節も同意の季語です。
この日に限って、嘘をつくことや、他愛のないいたずらをしてもよいとする欧米の風習で、万愚節とか四月馬鹿と呼んでいます。また、この日に騙される人を指して、エイプリルフールと呼びます。フランス語でポワソン・ダヴリル(四月の魚)というのは、騙された人のこと。ユダヤ人に騙され続け、大いなる愛のために死んだキリストを偲ぶことから来ていると言われています。所詮は言葉遊びですが、中にはとんでもない誤解を呼ぶ場合もありますね。もちろん、人を楽しませる嘘で、ジョークのたぐいが好まれます。あくまでも他人を驚かすことが狙いですからね。
この句の「空洞」は、ほらあな、中空、うつろを言います。「一空洞」ととらえたところに謹厳実直とされていた作者の俳諧のセンスが感じられますね。
作者かどかわ・げんよしの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・昨日、衣笠山の桜は千本、満開でしたが、花粉の飛んでいるのに閉口して早々に退散しました。

投稿者 m-staff : 2014年04月01日 09:45

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