[2014年04月02日]

花冷に闇にあらはれ篝守

高野素十(1893〜1976)

花冷(はなびえ)が春の季語。花の冷えも同意の季語です。
桜の咲くころは、陽気が変わりやすく、不意に寒さがぶり返したりしますね。全国的に見られる現象ですが、特に京都の花冷えはよく知られています。京都では花時にやってくる冷気が底冷えとして、ほかの地方より際立って強く印象されます。
この句では、満開の桜の咲く夜に、これこそ花冷えと思う天気の下で、そこに姿を現したのが松明を持った花守で、花篝(はなかがり)の薪に火を点け、桜の花を照らし出しました。
花冷えには、あたたかい火を求める心がありますから、あたかも花が花冷えにたえかねて篝守(かがりもり)を呼び出したような風趣がありますね。
作者たかの・すじゅうの紹介は、2005年2月23日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・メジャーリーグが始まりました。ヤンキースのイチローは、ベンチスタート。頭に白いものが増えましたね。怪我なく1年を乗り切れるように祈ります。

投稿者 m-staff : 2014年04月02日 08:36

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