[2014年04月03日]

ものの芽をうるほしゐしが本降りに

林 翔(1914〜2009)

ものの芽が春の季語。芽、物芽も同意の季語です。
ものの芽は、春のさまざまな「芽」を総称して言います。特に、草花や野菜などの芽を指していますね。芽立ちの時には、何の芽かはっきりしないことが多いので、そのような気持ちを込めて漠然と「ものの芽」と呼んでいます。芽立ちの一所懸命さ、春への具体的な表れを感じさせますね。
この句の主語は「雨」。春雨は繊細に優しく降ります。それにより、ものの芽を「うるほし」ながら降ります。ときにはそれが土砂降りの本降りになるのも日本の雨の特徴ですね。
この句は、1970(昭和45)年刊行の句集「和紙」に所収されています。
作者はやし・しょうの紹介は、2006年8月31日を参照。
(出典:大岡 信著「新 折々のうた1」、岩波新書、1994年刊)
・第86回選抜高校野球は、龍谷大平安が総合力で履正社を破り、出場38回目にして初めて栄冠を勝ち取りました。原田監督の采配は、見事でした。さらに夏も楽しみです。

投稿者 m-staff : 2014年04月03日 09:33

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