[2014年04月19日]

波音強くして葱坊主

種田山頭火(1882〜1940)

葱坊主(ねぎぼうず)が春の季語。葱の花、葱の擬宝(ぎぼ)も同意の季語です。
葱坊主は、形が可愛らしくて誰にも愛される存在ですね。晩春に葉の間から丸い茎をのばして白い小花をたくさん球状につけます。
今年も桜が咲きました。山頭火はいまごろどこを歩いているのでしょうね。
この句は、1936(昭和11)年4月23日に伊豆地方を巡り歩いたときに作られました。葱坊主がつんつんと立っていて、波音が強いというところに、伊豆半島を歩いている作者の姿が見えてきます。切れ味鋭く明るい印象的な光景です。伊豆半島はスギ花粉のひどいところ、歩いていてつらいこともあったでしょうね。
作者たねだ・さんとうかの紹介は、2005年2月20日を参照。
(出典:金子兜太著「放浪行乞」、集英社、1987年刊)
・韓国の旅客船事故に悲しみが深まります。今日は横浜で句会。ちょっぴり寒いですね

投稿者 m-staff : 2014年04月19日 08:06

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