[2014年04月23日]

うつしよは一筋がよし残る花

榊原風伯

残る花が春の季語。残花、名残の花、残る桜も同意の季語です。
今日は72回目の誕生日。今日で生後26299日目となりました。
このところ長い間本棚に眠っていた、清水幾太郎先生の著作を読み直しています。どうしてそのような気持ちになったかと言えば、安倍政権になってから、だんだんと右寄りになり、憲法9条さえ改悪しようとするような動きが強く出てきたことによります。
清水先生からは、20世紀という人類大混乱の時代に生きて、そのことを引き受けるのが思想家である、と常々教えられました。清水先生は、一貫して20世紀の諸課題を引き受けねばならないと心に決めておられました。また、晩年に鮮烈であった「核武装論」は、実際に核を持つということではなく、核を引き受けることの覚悟や意志を日本人に問うていたのだ、と思い至りました。
これに関連して、調べていたところ、次の書物に行き当たりました。清水先生が執筆者の重要な位置を占めていた岩波書店発行の月刊雑誌「思想」。これが創刊1000号を記念して「「思想」の軌跡(1921〜2001)」を2012年2月に発行していました。「思想」が歩んできた歴史は、近代日本の思想史の大事な流れを気づかせてくれます。また、「思想」はその時々の「思想の流行りすたり」をいみじくも表しています。1960年代に学生時代を過ごした私としては懐かしくもあり、不勉強を痛感させてくれました。中でもあの2011年3月11日の東日本大震災と福島第一原発事故の3か月後に収録された「座談会:21世紀の知とは何か」は、様々な科学および人文知の今後のありようを示唆してくれます。
(出典:俳誌「炎環」、2012年6月号より)
・今日は、シェークスピアの誕生日(1564〜1616)。2016年には没後400年に当たります。

投稿者 m-staff : 2014年04月23日 08:58

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