[2014年04月25日]

臍の緒を家のどこかに春惜しむ

矢島渚男

春惜しむが春の季語。惜春も同意の季語です。
日本の風習では、臍の緒を大事に保存する家庭が多いようですね。しかし、私の臍の緒はどこにあるのかわかりません。兄弟が多い家庭でしたので親はそこまで気が回らなかったことでしょう。
大病をした時には煎じて飲ませると効くなどの俗信があるようです。実際にはどうなのでしょうね。作者は家のどこかに干からびたけれどもたった一つの貴重品である臍の緒があることを思い出しながら、行く春を惜しんでいます。「臍の尾」と「春惜しむ」が微妙に交響しています。
この句は、1985(昭和60)年刊行の句集「木蘭」に所収されています。
今日は、国連記念日。1945(昭和20)年に、サンフランシスコ会議で国連憲章が作成された日。安全保障理事会に日本は加盟したがっているようですが、メンバーの米・露・英・仏・中の各国は、皆核兵器を持っています。大戦後69年、平和憲法はどうしても守らなけれなりませんね。
作者やじま・なぎさおの紹介は、2007年11月11日を参照。
(出典:大岡 信著「第六 折々のうた」、岩波新書、1987年刊)
・いま世界中で一番命を狙われている男と言えばオバマ大統領。首都圏はテロ警戒で大騒ぎです。折しもケネディ大統領の暗殺を主題にしたジェイムズ・エルロイ著「アメリカン・デス・トリップ(上・下)」(文芸春秋、2001年刊)を読破しました。ケネディの死の旅をめぐってアメリカの裏面には様々な問題を内蔵していることがわかります。アメリカは怖い国という印象を持ちました。

投稿者 m-staff : 2014年04月25日 09:46

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