[2014年04月30日]

ゆさゆさと春が行ぞよのべの草

小林一茶(1763〜1827)

春が春の季語。
この句は、一茶49歳の1811(文化8)年の作品。
時間の経過を人は何によって感じるのでしょうね。「ゆさゆさ」とは物が揺れ動く様子、作者は眼前にそれを見ています。
春の実態は何でしょうか。これを目に見えるように取り出すことはできません。ここでは、人が行くように春が行く、と擬人的表現をしています。野に春の陽光が満ち、風に吹かれて草が揺れているそのような野原の中で、作者は時の過ぎ行くのを実感しています。
この年、幕府は会津、白河両藩に命じて、相模、上総、安房海岸に砲台を築きました。私の家の裏にある砲台山にはそのあとが残っています。鎖国が少しずつほころび始めた時期ですね。
先日、金子兜太著「荒凡夫一茶」(白水社、2012年刊)を読破。「あらぼんぷ」一茶の自由な生きざまを見事にとらえていて感心しました。
作者こばやし・いっさの紹介は、2005年3月27日を参照。
(出典:丸山一彦校注「新訂一茶俳句集」、岩波書店、1990年刊)
・いまニューヨークのヤンキースタジアムでのヤンキースとマリナーズの試合をテレビで見ています。やっているほうも見ているほうも寒そうです。40歳のイチローは8番レフト、ケガが一番心配ですね。

投稿者 m-staff : 2014年04月30日 09:30

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