[2014年05月11日]

葉桜や家出をおもひ家にゐる

中尾寿美子(1914〜89)

葉桜が夏の季語。
横須賀市西公園の25本の桜も花時を過ぎて、もとの静けさに戻り、静かなものです。花が終わって、桜しべを地面にうずたかく落とした桜は吹っ切れたかのようになり、おびただしい数の葉をつけています。新緑のもえたつような桜並木を歩くと青葉、若葉がトンネルのようになり、吹き抜ける風に葉をそよがせています。
この句は、花が終わって瑞々しい若葉が濃くなってゆく美しさをめでています。それだけに思いが深く、出て行ってしまう家出のことを考えている心境。とはいっても分別を失わずに家にとどまります。非現実にいて現実に対する作者の心の揺れが句になっています。
今日は、母の日。10日、連れ合いに、蕾のたくさんついた赤紫カーネーションの宅配便が届きました。
作者なかお・すみこの紹介は、2008年1月27日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・昨日は、ダルビッシュと田中のピッチングが同時進行。いずれも勝ち星を獲得しました。日本人投手の活躍が光ります。何といっても最大の利点は、コントロールの良さにあります。監督としたら使いやすいでしょうね。

投稿者 m-staff : 2014年05月11日 09:14

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