[2014年05月19日]

石竹の揺れ合ふ丈の揃ひたる

上野さち子(1925〜2001)

石竹(せきちく)が夏の季語。唐撫子(からなでしこ)も同意の季語です。
石竹の品種は多く、ヨーロッパ原産のカーネーションの和名はオランダセキチク、また、四季を通して咲いているトコナツはカラナデシコの変種というようにたくさんあります。
ナデシコ科の多年草。中国から渡来し、観賞用に花壇や鉢植え、切り花として栽培されています。枝の頂にナデシコに似た五弁花を開きます。基本の色はピンク色ですが、黒紅色、紅色、桃色、白色などもあります。
この句は、一見バラバラに咲いているように見える石竹が、風に揺れあってまるで丈がそろっているように見えたり、見えなかったり、安定と不安定を行ったり来たり、まるで作者の心のようと詠っています。
作者うえの・さちこの紹介は、2013年10月4日を参照。
(出典:「ラジオ深夜便 誕生日の花ときょうの一句」NHKサービスセンター、2011年刊)
・昨日は連れ合いと「よこすか芸術劇場」へ管弦楽と合唱組曲「横須賀」を聴きに行きました。「横須賀」は、5楽章で構成され、栗原一登作詞、團伊玖磨作曲。舞台いっぱいに混声合唱団150人、児童合唱団70人、それにフルオーケストラ。熱演に、感動の午後のひと時でした。

投稿者 m-staff : 2014年05月19日 09:05

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