[2014年06月04日]

桜の実垂れて暮ざり母の町

大野林火(1904〜82)

桜の実が夏の季語。実桜、桜実となるも同意の季語です。
桜は花が終わるとかえりみなくなりますが、よく見ると茂った葉陰に青い実ができて、育つにつれて薄紅になり、熟すと黒紫色になります。それが地面に落ちて踏むと靴の裏に当たります。小豆ほどの大きさです。サクランボとは違って酸っぱくて渋いので美味しくありませんが、昔、子どもたちは木に登って食べたりしましたね。地味な桜の実にかつての華麗な花を偲ぶのも一興ですね。
この句は、桜の実が垂れている夕べの風景から、作者の母の町が連想されると詠っています。きっと作者の子供のころの思い出がたくさん詰まっていることでしょうね。
今日は、虫歯の日。虫歯予防デー。
作者おおの・りんかの紹介は、2005年6月13日を参照。
(出典:蝸牛社編集部編「新季寄せ」、蝸牛社、1995年刊)
・ヤンキースの田中投手が5月のアメリカンリーグの最優秀投手に選ばれました。ほかに競争相手がたくさんいるのにラッキーというのが本人の感想。謙虚が彼の売りです。

投稿者 m-staff : 2014年06月04日 08:57

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