[2014年06月12日]

放ちたる草矢に空の深さかな

有働木母寺(1901〜94)

草矢が夏の季語。
草矢は、子どものころにしたこの遊びが懐かしくて、幾つになってもやってみたいという、童心を誘う遊びですね。
萱や茅などの青々とした細い管状の葉を矢の形に割き、指に挟んで巧みに飛ばします。子どもたちの素朴な遊びで、大空や前方に向けて、高さや長さを競います。ときに。おどけて人を射るしぐさも見かけますが、顔や肌に当たると喧嘩になりますから要注意でしたね。
この句は、草矢で競った子供ころを懐かしんでいます。空の深さを知るのもそのような実地の体験から来ていましたね。かつてはのんびりと牧歌的な生活で自然と人間が共存していました。
今日は、日記の日。1942(昭和17)年6月12日、ユダヤ人の少女アンネ・フランクが日記を書き始めた日とされています。
作者うどう・もっぽじは、熊本市の生れ、俳人有働 亨は弟。俳句は旧制中学校時代から句作。俳誌「ホトトギス」や「かつらぎ」に投句し、昭和5年に俳誌「阿蘇」を創刊し、戦後は「水葱」を創刊主宰しました。生まれ住んだ火の国熊本の風土に根ざした作品を多く生みました。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・2014FIFAワールドカップブラジル大会は、日本時間13日朝3時に開会式。8つのグループに分かれて32か国。あらゆることを想定しても、最後は総合力の勝負。どこまで日本は頑張れるかしらね。

投稿者 m-staff : 2014年06月12日 09:24

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