[2014年06月18日]

一心に仕事向日葵神に向く

橋本鶏二(1907〜90)

向日葵(ひまわり)が夏の季語。日車、日輪草、天竺葵も同意の季語です。
向日葵はたくましくて、強烈な夏の日差しが良く似合う花ですね。真夏の息苦しくなるほどの空気を感じます。
キク科の大形1年草。原産地はメキシコですが、南米のペルーでは国の花になっていて、「太陽の花」として愛されています。日本には17世紀に渡来しました。花が太陽に向かって咲き、太陽の動きに合わせて回ると言われていますが、実際には目に見えるほどは動きません。しかし、この俗説を踏まえて花にこころを動かされますね。
作者は、向日葵がひたむきに太陽と真向かっている姿を、一心に花が仕事をしている、と見ました。花にとっての仕事は、正面から神に向かい合うことだ、と喝破していますね。お見事!
この句は、1977(昭和52)年刊行の句集「汝鷹(なたか)」に所収されています。
作者はしもと・けいじの紹介は、2010年9月21日を参照。
(出典:大岡 信著「新 折々のうた1」、岩波新書、1994年刊)
・ワールドカップサッカーが面白く、寝不足が続いています。特に今朝のブラジルとメキシコの試合は、両者譲らず得点入らず引き分け。内容は攻守に切り替えが早く一瞬も見逃すことができないほど。素晴らしい。

投稿者 m-staff : 2014年06月18日 08:53

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