[2014年06月19日]

桜桃忌わが身藻抜けの上衣つるす

加倉井秋を(1909〜88)

桜桃忌(おうとうき)が夏の季語。
今日は、太宰 治の桜桃忌。毎年19日に東京・三鷹の禅林寺にて桜桃忌を修します。一度だけ参加したことがあります。
太宰 治は、戦後の世相を小説に表して、今でも多くの読者を獲得していますね。戦後すぐの生活の行き詰まりから1948(昭和23)年6月13日に玉川上水で自裁。19日に発見されました。その忌日は短編「桜桃」に因んだものです。
この句の「藻抜け」は、魂が抜け去った状態で、彼の小説に似通っていますね。この作者も太宰の小説に共鳴して虚無的な気分に陥っています。それを「藻抜の上衣をつるす」というだらしない状況に当てはめています。まるで「わが身」がそうであるかのようだと自嘲していますね。
また、今日は、ベースボール記念日。1846(弘化3)年のこの日に、ニューヨークで現在野球の基本ルールで近代野球が誕生しました。
作者かくらい・あきをの紹介は、2006年1月13日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・ヤンキースの田中投手が11勝目をゲット。ダルビッシュはすぐカッカするけど彼は精神的にタフですね。サッカーのスペインチームは予選リーグ敗退。誰かが責任を取らされるでしょうね。

投稿者 m-staff : 2014年06月19日 08:45

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