[2014年06月20日]

敗れたりきのふ残せしビール飲む

山口青邨(1892〜1988)

ビールが夏の季語。麦酒、生ビール、黒ビール、ビヤホール、ビヤガーデン、缶ビール、地ビールも同意の季語です。
どうしてこの句を取り上げたかと言えば、2014FIFAワールドカップ日本チームがギリシャと対戦して引き分けた(負けた)からです。これで1次リーグ突破の可能性は限りなくゼロに近い状況ですね。
この句は、第二次世界大戦の敗戦のショックが一番大きかった明治生まれの人たちの抒情俳句の一例として、この句を紹介し、この「敗れたり」は、敗戦をした時の作者の感想です。8月15日の前日はヤケ酒でしょうか、ここで作者はビールを飲んでいますね。きっと爽快感の無い苦いビールであったことでしょうね。
作者やまぐち・せいそんの紹介は、2005年3月13日を参照。
(出典:大串 章、清水哲男ほか著「名句に学ぶ俳句の骨法(上)」、角川書店、2001年刊)
・ギリシャとの引き分けは負けと同じ。ゴールが遠いね、決めきれない。ザック監督は怒っているぞ。

投稿者 m-staff : 2014年06月20日 08:59

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