[2014年07月05日]

裏返るさびしさ海月くり返す

能村登四郎(1911〜2001)

海月(くらげ)が夏の季語。水母、鰹の烏帽子も同意の季語です。
くらげを海の月と表すのは、海面にぽっかりと浮くくらげを月に見立てたからでしょうね。
海月のほとんどは海に棲み、肉質は寒天質で骨格が無くぶよぶよしています。傘型の体型をしていて、傘を閉じたり開いたりして海中を漂います。傘の下には触手を持ち、鰹の烏帽子や赤海月、行燈海月のように毒を持つものもありますね。食用になるのは備前海月などです。
大きさはさまざまで、中には越前海月のように巨大化するものもあります。
この句は海月の生態を観察して、確かに裏になったり、表になったりしてうごめいています。それを「裏返るさびしさ」と表現したところに眼目があります。
作者のむら・としろうの紹介は、2006年8月20日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・W杯サッカーで、ドイツはフランスに勝ち、ブラジルはコロンビアに勝ちました。ドイツは強い。南米同士の対戦は凄まじい体のぶつけ合い、ブラジルはネイマールが背中に膝蹴りを喰らってダウン、9日の準決勝に出場できるかどうか心配。

投稿者 m-staff : 2014年07月05日 08:54

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