[2014年07月11日]

那珂川のことしは寒き鮎のかほ

黒田杏子

鮎が夏の季語。香魚、年魚、鮎漁も同意の季語です。
6月になると、各地で鮎釣りが解禁して、釣り人が胴まである長靴を履き、川の流れに入り込んで竿を振っている姿が見られます。
川魚の王様が鮎。清楚でまことに美しい魚ですね。秋に生まれて、翌年の秋には短い一生を終えるので年魚とも言われています。
この句の「那珂川(なかがわ)」は、関東地方の北東部に位置し、栃木県の北部の茶臼岳に源流を発し、水戸平野を貫流して、茨城県のひたちなか市から太平洋に注いでいます。長さはおよそ150キロメートル。一度、那須に旅をした時に、那珂川で鮎の遡上しているところを見たことがあります。銀鱗が光を呼び寄せてそれは綺麗でしたね。
この句は、その年の天候のせいか、鮎まで元気がなく寒そうな顔をしていると詠っています。
作者くろだ・ももこの紹介は、2005年6月1日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・今朝9時、台風8号が太平洋上を北進しています。横須賀は、10日午後4時半に、強風・大雨・洪水警報が発令され、ベランダの植木をしまったりして迎え撃つ用意をしました。ところが今回は拍子抜け。大きな被害もなく台風一過の晴天です。

投稿者 m-staff : 2014年07月11日 09:03

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