[2014年07月12日]

田舎の子の小さき口やゆすらうめ

中村草田男(1901〜83)

ゆすらうめ(山桜桃)が夏の季語。ゆすら、山桜桃の実、梅桃(ゆすらうめ)も同意の季語です。
「うめ」と言いながら「桃」とはこれいかにと考え込んでしまいます。
バラ科の落葉低木。梅雨の時期に、枝に張り付くように1センチほどの赤い球形の実を付けます。赤い実が雨に濡れている光景はとてもきれいですね。実は甘酸っぱくてサクランボに似た味がして子供たちは競って食べます。漢字では、山桜桃のほかに梅桃、英桃の字を当てます。通りすがりの垣根などに赤いこの実があれば子供ならずとも手を出したくなりますね。
この句は、どこかユーモラスで郷愁を呼んでいるようです。田舎の子の口が大きいか、小さいかは別にして、子どもに食べられる小さなゆすらうめが一層可愛らしく感じます。
作者なかむら・くさたおの紹介は、2005年1月12日を参照。
(出典:平井照敏著「新歳時記」、河出書房新社、1989年刊)
・台風8号が去って強烈な暑さが続きます。熱中症は、部屋の中でもかかると言いますね。良く水分を補給してかからないようにしなくてはなりませんね。

投稿者 m-staff : 2014年07月12日 09:03

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/4852