[2014年07月13日]

明星の落るをむかふ蓮かな

松木淡々(1674〜1761)

蓮(はちす)が夏の季語。蓮、蓮の花、蓮華、紅蓮、白蓮なども同意の季語です。
蓮は、インドが原産で中国を経て日本に渡来しました。仏教では、極楽浄土の花として蓮華と言い、仏教の台座には蓮弁が彫られています。蓮の花の寿命は4日ほどで、花が終わると花托が成長して、はちの巣のような形になるので「はちす」とも呼ばれています。
この句の「明星」は「金星」のことで、明け方になると東の空に輝きますね。これが「落ちる」とは、偉大な人物が亡くなったことを暗示すると言います。その落ちるのを迎え入れるように、極楽浄土にも咲く、蓮の花が咲いていると詠います。明星と蓮が響き合う面白さがありますね。
作者まつき・たんたんは、大阪の人。江戸に出て晩年の松尾芭蕉に師事し、その後、宝井其角につきます。江戸から京都、大阪に移り勢力を張ります。世俗的な才があり、享保期上方俳諧の中心人物になりました。句集に「淡々発句集」があります。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・W杯サッカーの3位決定戦は、大方の予想通りにオランダがブラジルに勝利。あとは明日のドイツとアルゼンチンの優勝決定戦のみ。
新聞の紙面は、サッカーから高校野球に衣替えをします。今日は神奈川県内で25試合の高校野球が予定されています。毎年楽しませてもらっています。

投稿者 m-staff : 2014年07月13日 10:05

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