[2014年07月18日]

ばりばりと押し被かるる初扇

下村梅子(1912〜2012)

初扇が夏の季語。扇、扇子、末広、白扇、絵扇、古扇も同意の季語です。
扇は、古くから舞や儀式に用いられ、四季を限られ手配ませんが、季語としての扇は、特に夏それも涼しさを求めるものを言います。中でも檜扇は日本で作られて「万葉集」のころから使われていました。時代がかわり、竹の骨に紙や絹を張ってあおぎ、涼風を入れる道具になりました。
この句の「初扇」は、扇を初めて使った時のことを詠んでいますね。ですから「ばりばりと」音がして「押し被(ひら)かるる」と表現しています。面白い視点が句を盛り上げていますね。
夏は扇子と団扇と扇風機でのりこえましょう。冷房は骨まで冷えますね。
作者しもむら・うめこの紹介は、2006年12月3日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・今日は、NHK FMで午後2時からモーツアルトの歌劇「フィガロの結婚」全曲が放送されます。オケはウィーンフィルで指揮はエーリッヒ・クライバー。これぞ歴史的名盤。パソコンからネットでラジオが聴けると言うのは有難いですね。

投稿者 m-staff : 2014年07月18日 09:00

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