[2014年07月27日]

絶壁に眉つけて飲む清水かな

松根東洋城(1878〜1964)

清水が夏の季語。山清水、岩清水、苔清水、真清水、草清水なども同意の季語です。
「清水」は、泉と同じように、地下から湧く水や岩の隙間から流れ出て来る水、また、たたえられた水の清冽さを言います。「泉」が、そのたたえられた水の豊かさを主眼としているのに対して、清水は古語の「凍水(しみず)」からの転化と言われているように、水の多寡にこだわらずに、その清冽さに重きを置いています。
この句は、岩壁に湧き出る水を飲もうとして岩に手を当てて体を支えながら口を寄せています。「絶壁に眉つけて」がこの句の眼目ですね。冷えた清水がのどを過ぎて、全身が山の冷気にさらされています。
作者まつね・とうようじょうの紹介は、2006年1月14日を参照。
(出典:石 寒太著「よくわかる俳句歳時記」、ナツメ社、2010年刊)
・高校野球も5回戦ぐらいまでは喜怒哀楽が出ずに、負けてもケロッとしていますが、準々決勝になり負けると号泣しています。それだけ甲子園を近く感ずるのでしょうね。今日は東海大相模や横浜高校が準決勝をかけて登場します。

投稿者 m-staff : 2014年07月27日 09:39

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