[2014年07月28日]

空蝉のからくれなゐに砕けたり

橋 閒石(1903〜92)

空蝉(うつせみ)が夏の季語。蝉の殻、蝉の抜け殻も同意の季語です。
先日、今年初めて蝉を見ましたが、空蝉でした。
蝉が成虫として地上で生息するのは1週間と言われていますが、中には1か月も生きている種類もあるようです。地中での幼虫生活は何年もの長い年月を過ごします。十分に樹液を吸い成熟した蝉が夏の夜に地上に這い出してきて、背を割って脱皮します。普通は樹木の上にその抜け殻を見ます。この蝉の抜け殻を空蝉と言っていますが、羽化したばかりの蝉は特に美しいものですね。
この句の「からくれなゐ(韓紅)」は、韓から渡来した紅の意味です。紅の濃い色で深紅のことを言います。蝉の抜け殻が韓紅に砕けるとは想像上とはいえ、まるで先般の航空機をミサイルが撃ったような凄絶な状況を連想してしまいました。
作者はし・かんせきの紹介は、2005年5月4日を参照。
(出典:平井照敏編「現代の俳句」、講談社、1993年刊)
・高校野球をテレビで見ていて、野球というスポーツは、相手のスキを突くことが大事、また相手にスキを見せないことが大事と思いました。ちょっとしたミスが一気に拡大して大負け。東海大相模、横浜高校にコールドゲームをされたチームの涙の重さが伝わってきます。

投稿者 m-staff : 2014年07月28日 09:08

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