[2014年08月03日]

片蔭に入る半分の会葬者

岸田稚魚(1918〜88)

片蔭が夏の季語。片陰、日陰、夏陰、片陰りも同意の季語です。
真夏の炎天下の日陰を「片蔭」と言います。片蔭は、おもに建物の陰を言い、樹木の陰を指す「緑陰」や「木下闇」とは区別します。道沿いの家並みの片側に、黒い影がくっきりと続くのは、いかにも夏らしい風景ですね。かんかん照りの道を歩いてきてそのような日陰に入ると身体全体がほっとしますね。
この句は、真夏の告別式でしょうか、黒づくめの皆さんが強烈な暑さの中で式が粛々と行われています。よく見ると、そのうちの半分の会葬者が日陰に入って暑を避けています。まるで一場の舞台を見ているようですね。
作者きしだ・ちぎょの紹介は、2005年7月1日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・昨日午後4時、青山霊園に集まった「田中先生を偲ぶ夏の会」のメンバーは21人。猛暑で全員汗にまみれました。そのあと、懇親会でサッポロビールのうまかったこと。またの再会を約しました。

投稿者 m-staff : 2014年08月03日 10:03

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