[2014年08月06日]

爆心の白さるすべり見納めぬ

宮坂静生

白さるすべり(百日紅)が夏の季語。百日紅(さるすべり、ひゃくじつこう)、紫薇(しび)、くすぐりの木も同意の季語です。
近くの公園の百日紅は、この暑さの中で、元気盛んに咲いています。
百日紅は漢名で、その名の通りに百日は咲き続けます。
ミソハギ科の落葉高木。原産地はインド。江戸時代には中国から渡来して多く寺の境内に植えられました。7月から9月にかけて淡紅色の花を群がり咲かせます。花色は紅だけでなく、白色や淡い紫色もあります。和名のさるすべりは、木肌がつるつるして猿でも滑るというとこるから来ています。
今日は、広島原爆忌。この日各地で平和の祈願と原爆反対の催しが行われます。あれから69年になります。
この句は、見るにままならぬ、爆心地にあった白さるすべりが一瞬にして消えてしまったというイメージを詠っています。
作者みやさか・しずおの紹介は、2007年11 月10日を参照。
(出典:青柳志解樹著「俳句の花(下)」、創元社、2008年刊)
・今朝は8時から「広島平和記念式典」が行われました。原爆に被災された皆さんも高齢化となり、まことにつらい思いをされておられます。それを見るにつけ、恒久的な平和のために「戦争反対」を言い続けなくてはならないと思いました。

投稿者 m-staff : 2014年08月06日 09:13

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