[2014年08月08日]

七夕や妻いそいそと子に逢いに

成瀬櫻桃子(1925〜2004)

七夕が秋の季語。星祭、星合、牽牛星、織女星、七夕竹も同意の季語です。
仙台の七夕まつりは、6日から始まって今日8日まで開催されています。毎年200万人以上の人出があり、大変な賑わいを見せますね。
陰暦7月7日の夜は、牽牛星と織女星が天の川を渡って年に1度だけ会うことが許されます。屋外に七夕竹を飾り、星を仰ぎます。現代では、陽暦の7月7日に行われますが、仙台の七夕まつりのように月遅れの8月に行うところも少なくありません。季語は秋になります。
この句は、男と女の逢瀬と言うだけではなく、対象のその子は、ダウン症のために養護施設に入っています。「妻いそいそと」に隠されている、両親の苦悩の歳月に思い至れば、その重さが深く伝わってきますね。
この句は、1973(昭和48)年刊行の句集「風色」に所収されています。
作者なるせ・おうとうしの紹介は、2005年6月30日を参照。
(出典:大岡 信著「第八 折々のうた」、岩波新書、1990年刊)
・あすから甲子園で高校野球が始まります。台風11号の影響が心配されます。12号が先に消えてしまったのに、11号はまだこれから列島を縦断することをおかしく感じます。被害がなければいいのですが。

投稿者 m-staff : 2014年08月08日 09:15

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