[2014年08月19日]

閂をかけて見返る虫の闇

桂 信子(1914〜2004)

虫が秋の季語。鳴く虫、虫鳴く、虫の声、虫の音、虫すだく、虫時雨、虫籠なども同意の季語です。
秋に鳴くコオロギ科(こおろぎ、すずむし、まつむし、かんたん、くさひばり、かねたたき)、キリギリス科(きりぎりす、うまおい、くつわむし)などの虫の総称です。前者は野性的に、後者は幾分複雑に、草むらで鳴いていますね。
作者は、閂(かんぬき)をかけて、家を出るときでしょうか。振り返ってみれば、虫の闇の中に様々な虫の音が聞こえる、と詠っています。
この句の「虫の闇」は、暗闇のなかの虫の声で、いっそう闇が濃く思えることを言います。
今日は、語呂合わせで俳句の日、バイクの日。
作者かつら・のぶこの紹介は、2005年6月4日を参照。
(出典:「日本大歳時記」、講談社、1981年刊)
・今朝は久しぶりに富士山が黒い姿を見せています。8合目あたりには白いものが見えていますが、残雪です。新雪は9月の上旬になりますね。残暑が厳しい中で、ちょっぴり秋の風情がします。

投稿者 m-staff : 2014年08月19日 09:39

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