[2014年09月04日]

薄活けて一と間に風の湧くごとし

佐野美智(19191〜2012)

薄が秋の季語。芒、花芒、鬼芒、糸芒、十寸穂(ますほ)の芒も同意の季語です。
どこの公園の原っぱにも待っていたかのように薄が繁茂しています。
薄と言えば、団子とお月見がセットになっている印象がありますね。古来、「万葉集」以来、多くの詩歌に取り上げられています。秋の風になびいている薄の風景には独自の寂しさが漂っていてそれゆえに愛されてきたのでしょうね。
薄は、おばな、かやとも言います。叢生しているので薄と言い、動物の尾の形に似ていることからおばなと言い、屋根をふくものとして萱と言います。イネ科の多年草。風媒花。
この句は、花瓶に薄を活けたひと間でしみじみと秋を楽しんでいます。その底にはまた悲しみもひたひたと押し寄せていますね。
今日は、語呂合わせで櫛の日。
作者さの・みちの紹介は、2007年3月8日を参照。
(出典:「合本 俳句歳時記第三版」角川書店、2003年刊)
・今日の「朝日新聞」は、「慰安婦報道検証」に絡まる「池上 彰」の記事や「週刊新潮」「週刊文春」の広告で大いに盛り上がっています。もともとは8月5日と6日の「慰安婦問題を考える」という記事。32年前に掲載した記事が誤報であり、記事を取り消したことによります。これを日頃の高慢な記者の態度に絡めて、ほかの新聞社や出版社から噛みつかれています。朝日新聞は記事を取り消すだけでなく読者に謝罪すべきが妥当と判断します。

投稿者 m-staff : 2014年09月04日 09:18

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