[2014年09月10日]

蓑虫は単身赴任めきにけり

阿波野青畝(1899〜1992)

蓑虫が秋の季語。鬼の子、鬼の捨て子、父乞虫、親無子、なども同意の季語です。
蓑虫は、みのがの幼虫で、糸を出して木の葉や小枝をつづり、袋を作ってその中に住んでいます。また、その蓑の中にいながら移動をして木の葉を食べます。雄は蛾になって飛びますが、雌は一生巣を出ません。蓑虫は鳴くと言われていますが、発声器官はありませんね。昔から、鉦叩きと間違えられたと言われています。
この句の「単身赴任」という言葉は、労働事情に詳しい朝日新聞の記者が初めて使ったと言われています。平松 斉著「単身赴任」(岩波ブックレット)より。この言葉は、日本に特有で諸外国ではあまり見られないようです。そのような労働制度がほかの国にはないと言うことです。
この句は、単身赴任と蓑虫が一体となってそのような気持ちになるから不思議です。
この句は、1993(平成5)年刊行の句集「1993年」に所収されています。
作者あわの・せいほの紹介は、2005年4月21日を参照。
(出典:大岡 信著「新 折々のうた2」、岩波新書、1995年刊)
・サッカー日本代表チームの試合はしょぼいね。マスコミの扱いもテニスの錦織ひとりに負けていますよ。聞こえてくるのは出来の悪いサポーターの差別的行為ばかり。サッカーが衰退しますよ。

投稿者 m-staff : 2014年09月10日 09:33

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