[2014年09月12日]

あけび熟れて文は三くだりにて足れり

橋 閒石(1903〜92)

あけび(通草、木通)が秋の季語。燕覆子(あけび)、山女(やまひめ)、木通の実も同意の季語です。
いつも散歩をする道のあるお宅では、駐車場の上に棚を組んで、本格的に木通を育てています。今年も立派な木通の実がたくさん顔を出しています。
アケビ科の落葉蔓性低木。秋に熟する実は長さが5,6センチほどで果皮は厚く、熟すと縦にひとりでに開いて種を含んだ白い果肉が現れます。甘い味がします。以前、山形で食したことがあります。
この句の「三くだり」は、「三行」のこと。これが「三行半」になると、夫から妻に出す離縁状の俗称。江戸時代に、簡略に離婚の事由と再婚許可文の文言を三行半に書いたことによります。ここでは「あけびが熟れた」と、ご機嫌伺いの手紙は、三行でよいと喝破しています。くどくどと書くことはないと言うのでしょうね。
作者はし・かんせきの紹介は、2005年5月4日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・北日本の天気が心配。寒気が上空に入ってきている影響で大気が不安定になり、北海道や東北地方で局地的に大雨になっています。「局地的」というのが曲者で、そこだけに強烈な雨を降らせます。災害が起きねばいいのですが…。

投稿者 m-staff : 2014年09月12日 09:35

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