[2014年09月22日]

浮世の月見過しにけり末二年

井原西鶴(1642〜93)

月が秋の季語。
これは、西鶴辞世の俳句。311年前の陰暦8月10日が忌日。作者にとって、現世を肯定し楽しくあるものとして「浮世」と言い、現状を満足して不満を言わずにいます。そこで「末二年」、人生五十年と言いながら、それを二年も越えて「浮世の月を見過(すぐ)し」てしまった、と慨嘆しています。
西鶴は、江戸時代の封建世界の道徳の枠を超えて、ありのままの人間の世界を描きました。そしてたどり着いたのがこの句になりました。
作者いはら・さいかくは、江戸前期の浮世草子の作者であり俳人。本名は平山藤五、大阪生れ。西山宗因の門下に入って談林風を学び、「矢数俳諧」で一昼夜に2万3500句の記録を立てて、和蘭西鶴と言われました。作品には「好色一代男」「好色一代女」「好色五人女」「武道伝来記」「日本永代蔵」など、俳諧には「大句数」「西鶴大矢数」などがあります。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・夜中2時からのブルージェズ戦。ヤンキースの田中将大投手が復帰戦を勝利で飾りました。これで今季は13勝4敗。慎重にそろそろと投げていたのが印象的でした。肘に痛みはないようです。イチローも2安打。投手が良いと全体がうまく回転しますね。

投稿者 m-staff : 2014年09月22日 09:21

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