[2014年09月23日]

ひとり身の九月草樹は雲に富み

野澤節子(1920〜95)

九月が秋の季語。
月の初めは残暑の気候ですが、月の終わりごろになると大気が澄んで爽やかになってきます。それにしてもまたまた、台風が日本列島を狙って進んでくるようですね。
この句の「草樹」は、「そうじゅ」と読めますが、ここでは「くさき」と読むのでしょうね。「草木」では、草も木も総称的にとらえられと思い、あえて「草樹」と書いて、草は草、樹は樹と独立させて強調しています。それによって、暑熱の夏が去り、日ごとに空気が澄んでくる九月に、ひとり暮らしの身に自分で何かをしようとする力が湧いてくる、と詠っていますね。
この句は、1966(昭和41)年刊行の句集「花季」に所収されています。
今日は、秋分の日。秋の彼岸の中日。昼夜の長さがほぼ等しくなります。
作者のざわ・せつこの紹介は、2005年3月9日を参照。
(出典:大岡 信著「第五 折々のうた」、岩波新書、1986年刊)
・アジア大会は、中国と韓国と日本のメダル争い。お互いにフェアプレーの精神でやりましょう。

投稿者 m-staff : 2014年09月23日 08:54

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