[2014年09月28日]

おもかげのうするる芙蓉ひらきけり

安住 敦(1907〜88)

芙蓉が秋の季語。木芙蓉、花芙蓉、白芙蓉、紅芙蓉、酔芙蓉も同意の季語です。
この花は一日だけでしぼみますが、つぎつぎに咲いて花期がとても長い花。
アオイ科の落葉低木。東アジア暖地が原産。古くに中国から渡来しました。高さは1メートルほどで、大株になります。淡紅色五弁の大きな花を開き、一日でしぼみます。白い花の白芙蓉、八重咲で、始めは白色、のちの紅色になる酔芙蓉などがあります。花の後には実を結び、中に毛のある小さな種子がたくさんできます。
この句は、作者に様々な思い出を作っているのでしょうか、その面影が薄れてゆくのに合わせて今年もまた芙蓉が咲き始めたと慨嘆しています。
今日は、パソコン記念日。今から35年前にNECがPC-9800を発売した日です。隔世の感がありますね。
作者あずみ・あつしの紹介は、2005年2月28日を参照。
(出典:多田道太郎著「おひるね歳時記」、筑摩書房、1993年刊)
・昨日昼頃に、長野県と岐阜県の境にある御嶽山(おんたけさん)が噴火。山頂付近の紅葉を見に多くの人が出かけておりました。惨事の全容は不明です。

投稿者 m-staff : 2014年09月28日 09:47

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