[2014年10月05日]

鶏頭のくれなゐ黒をきはめたる

澤木欣一(1919〜2001)

鶏頭(けいとう)が秋の季語。鶏頭花、槍鶏頭、韓藍(からあい)も同意の季語です。
この花は、インドなどの熱帯地方が原産で、ヒユ科の1年草。高さは1メートル以上にもなります。葉は、緑色の青葉系、銅色の赤葉系があります。鶏冠(とさか)に似た花序の下に小さな花がぎっしりと詰まってつきます。花の色には赤、黄、白などがあり、花期は8月から11月までと長く咲いています。漢名の「韓藍」は、古くに中国から染料として渡来したことによります。「万葉集」でも取り上げていますね。
この句は、見たそのままを伝えてくれます。この花は美しくもありますが、ときにしつこく見え、ときに暗く見えます。赤から黒への変化が秋の移り具合を良く表していますね。
作者さわき・きんいちの紹介は、2005年3月8日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・台風18号の影響で秋雨前線が活発になり、朝から風雨が厳しくなっています。連れ合いは、三鷹の妹のところに宿泊、いまひとりで大リーグの野球を見ています。御嶽山の行方不明者は13人、冷たい雨に打たれています。悲しいね。

投稿者 m-staff : 2014年10月05日 08:19

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