[2014年10月06日]

後の月雨に終るや足まくら

角川源義((1917〜75)

後の月が秋の季語。十三夜、豆名月、栗名月、名残の月、女名月、姥月も同意の季語です。
台風18号の影響で大荒れの天気。月を見るどころではありませんね。しかし今日は十三夜。
後の月は、陰暦9月13夜の月を言います。名月の8月15夜に対して後の月と言います。前者を芋名月と言うのに対して、豆名月、栗名月と言って枝豆や栗を備えます。両方を合わせて二夜の月と言われています。この両方の片方を見ないのを片見月と言い、古来、十五夜を見たら十三夜も見るものとしました。季節は、陰暦では10月に入って寒くもあり、物寂しく月光もさえて見えますね。
この句は作者の「絶句」。「足まくら」は心臓より足を高くして寝るとよいと言われていますね。効果的に血液を心臓に戻すためによく行います。
同じ作者に次の句があります。
点滴痕腕に咲かせて秋の雲  源義
闘病生活もここに極まれりと言った情景ですね。
作者かどかわ・げんよし紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:飯田龍太他著「集成 昭和の俳句」小学館、1995年刊)
・台風18号が東海道を北上して、猛威をふるい、各地に「避難勧告」が出されています。通り過ぎるまでの時間がとても長く感じられますね。皆さんの無事を祈るばかりです。

投稿者 m-staff : 2014年10月06日 09:46

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