[2014年10月10日]

鳥かぶと背筋のばして咲きにけり

福田甲子雄(1927〜2005)

鳥(兜)兜が秋の季語。鳥頭、兜花も同意の季語です。
昔、アイヌがクマ狩りの先にこの毒薬を塗って用いました。阿寒湖の岸辺に多く咲いています。この花の伝説もあります。
キンポウゲ科の多年草。高さが1メートル前後で切れ込みの深い葉が互生しています。花期は8月から10月ごろまでで、濃い紫色の美しい花を咲かせます。花の形が舞楽で用いる伶人(れいじん)の烏帽子に似ているのでこの名前があります。茎も葉も根も毒性が強く、根は乾燥して鎮痛剤に用います。
この句は、烏帽子に共鳴して作られていますね。すっと背筋を伸ばして咲いている様子はとてもきれいで神々しくもありますね。
今日は、語呂合わせで銭湯の日。
作者ふくだ・きねおの紹介は、2006年2月5日を参照。
(出典:角川春樹著「合本俳句歳時記」、角川春樹事務所、1998年刊)
・50年前の今日は、前日の大嵐が嘘のような快晴の五輪日和。当時22歳の私は、東京・練馬の知人宅で開会式をテレビで見ておりました。ジェット機の音で外へ出てみたら、自衛隊のブルーインパルスが五輪のマークを大空に展開していたのを覚えています。

投稿者 m-staff : 2014年10月10日 09:28

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