[2014年10月28日]

鐘鳴れば秋はなやかに傘のうち

石橋秀野(1909〜47)

秋はなやかにが秋の季語。
この句の前書きには「東大寺」とあります。作者は奈良県の生れ。句会に招かれた1946(昭和21)年の作。メンバーは西東三鬼、橋本多佳子らが参加。赤い日傘の下で、緋毛氈に坐して句会が行なわれました。穏やかな秋の日の中で「傘のうち」は、はなやかです。そこへ東大寺の鐘が鳴り響き、様々な思いが交錯します。
奈良への吟行には、夫の文芸評論家・山本健吉も同行しています。句会で一緒だった橋本多佳子は、作者のことを「美しい人で娘の安見子ちゃんを背負った紐が細い肩をしめつけてゐたのが忘れられない」と回想しています。作者は、これから1年後に惜しくも38歳で亡くなりました。
作者いしばし・ひでのの紹介は、2005年9月7日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮社、2005年刊)
・ワールドシリーズは、ジャイアンツが王手。カンザスに帰ってロイヤルズが踏ん張れるか。最後の頑張りです。日本シリーズは、阪神の藤浪が意地を見せられるか。阪神が優勝するにはここがポイントですね。

投稿者 m-staff : 2014年10月28日 10:12

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