[2014年10月30日]

捨案山子両手ひろげて生きてをり

河野南畦(1913〜95)

捨案山子(すてかがし)が秋の季語。案山子、かかしも同意の季語です。
昨年8月、信州を旅行した時に見かけました。稲をはじめとする農作物を鳥獣からの害から避けるために、竹や藁などで作られた人形を言います。蓑笠を着せたものや、ボロをまとわせたものを田畑の畦などに立てて鳥獣を驚かせています。「かがし」と濁るのが正しくて、その語源は「嗅(か)がし」によると言われています。
この句のように、用済みになった案山子が無残にも刈田に投げ捨てられているのは、晩秋と言うこともあってさらに哀れを催しますね。作者は、そこでその案山子をまだ生きていると断じています。このことは、今なようなすべて実利主義が中心の世の中に何かの疑問を呈しているかのようですね。
今日は、香りの記念日。
作者こうの・なんけいの紹介は、2005年7月21日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」、講談社、1995年刊)
・阪神はソフトバンクに王手を喰らいました。みんなバラバラに試合をしている印象です。試合を面白くするために、もう一度気を引き締めて挑戦してほしい。ロイヤルズとジャイアンツはとうとう最終戦までもつれ込みました。ここまでくればどちらが優勝しても良いと言う気持ちになりますね。

投稿者 m-staff : 2014年10月30日 09:12

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